紙写真の種類と特徴とは

スマートフォンやデジタルカメラが普及する前は、フィルムカメラで撮影していました。フィルムカメラで撮った写真は現像しなければ見られません。現像とは、フィルムを薬品で処理して像を浮かび上がらせ定着させることです。ほとんどの場合は写真店や取次店に依頼して現像を行い、その後印画紙にプリントしてもらっていました。これを同時プリントと言います。フィルム写真はデジタル写真と比較すると解像度が低いので、輪郭が柔らかくてノスタルジックな色味になったり使用するフィルムによって雰囲気が変わったりします。スマホも含めデジカメで撮影した写真をプリントすると、くっきりとした輪郭で色鮮やかな仕上がりです。プリントにかかるコストも抑えられます。

紙写真には保存だけではないメリットがある

デジタル写真をデジタルデータのまま残しておくと、SDカードなどの保存媒体が破損した時にはすべての写真が見られなくなってしまいます。プリントしてあれば、最悪の場合写真をスキャナーで読み込んでデジタルデータにすることも可能です。プリントしてアルバムにしておくと消失を防ぎ、家族が集まったときなどに気軽にみんなで写真を見ることができます。写真は、よいコミュニケーションの手段です。プリントする写真を選んだり実際にプリントした写真を眺めたりすることで、自分の写真に対する好みがわかるようになり写真がうまくなるというメリットもあります。アート紙や和紙などを使って紙選びを工夫したり、余白を変えるだけでもイメージが変わったりするので自己表現の手段としても最適です。